忙しい時や何かが差し迫っている時に限って、知らないうちにストレスや疲労を溜め込んでしまい、頭痛に悩まされることがあります。
ましてやその頭痛に対して痛み止めが効かないとなると、不安になります。ここでは、頭痛の種類やロキソニンの効かない頭痛、ロキソニンについてお伝え致します。
頭痛って?
頭痛とは、頭部に感じる痛みのうち表面痛ではないものと言われています。様々な痛みを含んだ幅広い意味を持っています。
原因は様々ですが、基本的には全ての頭痛の原因は一つとされていて、血液中のある物質による炎症反応ともいわれています。
日常生活に支障の来す頭痛を、世界中で最低約40%の人が経験しており、男性よりも女性の方が頭痛を訴えることが多いです。
頭痛にも種類がある!
頭痛にもいくつかの種類があり、慢性の頭痛には、大きく分けて3種類あります。
緊張型頭痛
肩こりや眼精疲労などによって筋肉がこわばり、血の巡りが悪くなって起こる頭痛で、圧迫感を感じることがあります。
偏頭痛
ストレスや疲労、光や音、匂いなどの原因によって、脳の血管が異常に拡張して起こる頭痛で、こめかみの中心が脈打つようにズキズキとする痛みです。
群発頭痛
特定の季節に連続して起こる特殊な頭痛で、目の裏側にあたる場所などに激痛がする場合や、急に激しい頭痛が出ては比較的短時間で治まる場合があります。男性に多い症状で、アルコール摂取が原因となり、引き起こされることが多いと言われています。
この中でロキソニンが効くのは、緊張型頭痛のみです。
偏頭痛も比較的軽いものであれば、ロキソニンが効くこともあります。
偏頭痛にはロキソニンが効かない!?
それでは、どうしてロキソニンは偏頭痛に効かないのでしょうか?実はロキソニンには、偏頭痛と呼ばれる、血管が膨張することによって起こる頭痛に効く作用が入っていません。
ロキソニンは、炎症などを起こす物質が作られるのを抑制し、痛みや熱の炎症を鎮めるための薬です。
そのため、ロキソニンを服用しても改善しないケースがあります。
そもそもロキソニンってどんな薬?
ロキソニンというお薬はよく聞く薬ですが、そもそもどのような薬なのでしょうか?ロキソニンは、解熱鎮痛剤で、ロキソプロフェンナトリウム水和物が主成分です。体内の痛みや炎症、発熱などを引き起こす物質をプロスタグランジンと言います。
ロキソニンはその物質が作られるのを抑制することによって、痛みを緩和し、熱を下げることはできる薬です。
頭痛や風邪、生理痛、歯痛など様々な痛み止めとして幅広く使用されています。
主な副作用には、胃部不快感や腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振などの消化器症状が挙げられます。痛みが治まらないからといって、多量に服薬することは、副作用が重症化し胃潰瘍になる恐れが高まるので、ご注意ください。
頭痛薬が効かない時はどうしたらいい?
薬が効いているうちは、痛みは和らぎますが、効果が切れるとまた頭痛が再発することもあります。
頭痛薬は、痛みを和らげる対処療法でしかなく、根本的に治すことは不可能です。長続きする場合は受診をお薦めします。
その他の方法としては、できるだけ安静にし、痛みがある場所を温める、または冷やすなどして対処するのも良いかもしれません。
まとめ
- 頭痛とは、頭部に感じる痛みのうち表面痛ではないものと言われていて、世界中でも多くの人が経験している痛みです。
- 頭痛には様々な種類があり、主なものとして、筋緊張性頭痛、偏頭痛、群発頭痛が挙げられ、この中でロキソニンの効果が期待されるのは、緊張型頭痛のみです。
- ロキソニンは、炎症などを起こす物質が作られるのを抑制し、痛みや炎症を鎮めるための薬なので、効果は一時的なものでしかないことがあるので、長引く場合は受診をお薦めします.