頭痛に効くツボは?二日酔いや生理痛を治すには?お灸や手で押して即効性は?

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みなさんはツボをいくつ知っていますか?ツボは別名経穴(けいけつ)とも呼ばれ、体内の異常や不調に応じて身体の特定の部位に対応して現れるとされています。

指圧や鍼・お灸でそのツボに刺激を与える事で、体調の調整や諸症状の緩和を図る事ができ、その部位は全身にあります。

そこで今回は、全身に点在するツボの中でも頭痛に効果があるとされるツボを中心に、具体的な部位や押し方のポイントなどをまとめてみたいと思います。

また、二日酔いや生理痛も頭痛が伴うケースがあると思いますので、この頭痛にもツボは効果があるのかについても触れていきたいと思います。是非参考にして下さいね^^

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頭痛に効果のあるツボは?

頭痛と言っても様々な原因がありますが、「毎回薬にばかり頼りたくない!」という方は多いのではないでしょうか。ここでは、慢性的な頭痛の中でも最も多いとされる【緊張型頭痛】に効果があるツボを紹介してみたいと思います。

  • 太陽(たいよう)
    • 目尻の外側に位置し、こめかみよりは目尻寄りなポイントになります。目の疲れ(眼精疲労)にも効果的です。このツボを押した時に目に痛みを感じた場合は押すべきポイントが少しずれている可能性がありますので、無理に押し続けずに部位を再確認するようにして下さい。
  • 合谷(ごうごく)
    • 別名「万能のツボ」とも呼ばれる有名なツボなので、1度は耳にした事があるという方もいるかも知れませんね。合谷はどこにあるツボなのかと言うと、手の甲の親指と人差し指の付け根がちょうど交わるところが合谷のツボになります。2つの骨が重なる部位を押すようにして下さい。頭痛に効果があるのはもちろん、首や肩のコリをほぐす効果もあり、精神安定効果まであるのには驚きですね。気が付いたら押すようにしておくと良いかも知れません。
  • 印堂(いんどう)
    • 眉間の中心にあるわかりやすいツボです。頭全体の痛みに効果的なだけでなく、鼻炎や眼精疲労・不眠にも効果があるとされています。
  • 百会(ひゃくえ)
    • 両耳を繋いだラインと鼻筋から伸びたラインが交差する場所で、頭頂部にあるツボが百会です。自律神経を整える効果がある他に、不眠にも効果的とされています。



頭痛に効果があるツボと一緒に押すと相乗効果が期待できるツボを紹介!

ツボは1ヶ所だけでなく関連のある部位を複数ヶ所押すと相乗効果が得られやすいとされています。そこで、上記で紹介した頭痛に効果的なツボと一緒に押すと良いとされるツボを紹介しておきますね。

    • 天柱(てんちゅう)
      • 首の後ろ(髪の生え際辺り)にあるツボで、頭を後ろに傾けた時にちょうど首と頭の境目に位置するツボです。自分で押しづらいと感じる場合は、家族などの身近な人に頼んで押して貰うと良いと思います。
    • 肩井(けんせい)
      • 肩こりに効果的なツボとして有名な肩井は、肩こりからくる頭痛に効果的で欠かせないツボと言えますね。場所は、首を前方に傾けた時に首の付け根の出っ張る骨と肩先の真ん中に位置する部位です。
        乳首から肩へ向かって垂直に上がり一番高い部位と言った方がわかりやすいでしょうか。
        肩井のツボの下には動静脈が走っているため、押して刺激する事で血流促進効果があります。特に仕事などで日常的に長時間のデスクワークを強いられるという方にオススメしたいツボと言えます。

いかがでしたでしょうか。緊張型頭痛に効果的なツボと一緒に押すと相乗効果が期待できるツボについて紹介させて頂きました。

あくまで緊張型頭痛に効果的なツボであって、偏頭痛の場合は対処法が異なったり、ツボを刺激する事で頭痛やその随伴症状を増強させてしまう可能性がありますので、ツボを押しても症状が改善しない場合や症状が強くなったと感じた場合は一旦ツボを押し続ける事を止め、痛みの部位を冷やして安静にするようにしましょう。

頭痛の時の正しいツボの押し方は?即効性はあるの?

ツボは自分でもすぐに押す事ができるため、気になった時に押しているという方も多いのではないでしょうか。ツボ押しの効果をより高めたい場合は、国家資格を持ちツボを熟知した専門家に任せるのが一番ですが、なんとか家庭で気軽になおかつ効果的に押したいですよね。

そこで、ツボを押す際のポイントや注意点をまとめてみました。

正しいツボの押し方

一番基本的な親指を使った正しいツボ押しの方法をお教えしますね。

  1. 親指の腹(指の先端から第一関節)の部分をツボに押し当てます。
  2. 押す強さは程よい刺激を感じる程度で、強く押すというよりはやや強めを意識しましょう。
  3. 押す時間と間隔についてですが、1回3~5秒とし、ゆっくり離し数分間断続的に行いましょう。
  4. 左右対称にあるツボの場合は、左右セットで均等に押すとより効果的です。

ずっと押し続けると親指が痛くなる事もあります。そんな時は先端が尖っていない丸い棒などで代用しても良いと思います。力加減に注意して下さいね。また、以下の注意点も確認しておきましょう。

  • 妊娠中など普段と体調が違う時のツボ押しは避ける
    • 妊娠中(特に安定期に入る前)のツボ押しは、流産などの原因にもなり兼ねませんので極力避ける必要があるとされています。また、飲酒時や熱発時、手術後などのツボ押しも避けるべきでしょう。
  • ツボを押しても頭痛が改善せず、他の症状もある
    • ツボを押す事で症状が軽減する場合はツボ押しによる効果があると考えられますが、ツボを押しても症状が改善しなかったり、嘔気や嘔吐・意識混濁など他の症状が出現した場合はすぐに病院を受診するようにしましょう。

お灸も頭痛に効果があるの?

ツボを押した事はあっても、お灸は未経験…という方もいると思います。その理由は、お灸に対して「熱そう」とか「痛そう」などのイメージが定着してしまっているからかも知れません。

お灸について簡単に説明すると、モグサ(艾)と呼ばれるものを皮膚の上に置いて燃やし、この温熱刺激によって体調を整える事を目的とした治療です。ドラッグストアなどで市販されているものもありますし、鍼灸院などで専門的なお灸を受ける事もできます。

ツボと同様の認識として間違いはありませんが、一昔前のように「お灸は熱い」「お灸は痛い」「火傷する(傷が残る)リスクが高い」などという事はなく、心地良い温かさで心身ともにリラックスできる治療として近年また注目されてきています。

投薬治療と比較しても副作用は少ないですし、お灸のツボも指圧のツボと同様に全身にポイントがありますので様々な症状に効果を発揮してくれます。

二日酔いや生理痛による頭痛にもツボは効果あるの?

生理は女性にとって毎月必ず起こるものですし、時期によって飲み会が続くと二日酔いに悩まされる…という方もいますよね。ツボを押す事で生理痛や二日酔いに伴う頭痛が軽減するととっても楽になると思ったので調べてみました。

どちらの頭痛に対しても上記で紹介した「合谷(ごうごく)」が効果的なようですが、せっかくなので合谷以外のツボも載せておきますね。

二日酔いに効果があるとされるツボ

  • 期門(きもん)
    • 飲む前に刺激する事で二日酔いや悪酔いを予防する効果があり、二日酔いになってから押しても素早く症状を改善してくれるツボです。場所は両方の乳頭(乳首)から真下に下がり肋骨と交わる場所が期門のツボです。押すのは右だけで大丈夫です。
  • 健理三針区(けんりさんしんく)
    • 肝臓の働きを活性化して、アルコールの分解を促進する効果があるとされるツボです。場所は手の平の中央よりやや手首寄りの部位で、親指で強めに押しても大丈夫です。左右交互に行うと良いようです。

生理痛に効果があるとされるツボ

  • 三陰交(さんいんこう)
    • 生理痛の改善はもちろん、生理不順や不正出血・不妊などあらゆる子宮のトラブルに効果的な三陰交は、くるぶしの内側から指4本分上に位置する場所がツボになります。女性なら日常的に押しておくと良いツボと言えますね。
  • 血海(けっかい)
    • 膝の内側から指3本分上に位置するこのツボは、血液の巡りを良くする他にホルモンバランスを整える働きもある事がわかっています。ホルモンバランスが整うと肌荒れなどにも効果を発揮してくれるため、是非覚えておきたいツボと言えますね。

ツボを押しても頭痛が治らない場合は?

昔からツボは身体の様々な不調に有効とされていました。その理由を調べてみると、ツボと呼ばれるポイントには神経が集中しているため、そこを押して刺激する事で血流が改善されるのはもちろん、免疫力が上がったり内臓機能の正常化・ホルモン分泌の促進などが期待できるとされています。

また、症状が出た時にだけ一時的にツボを押すという方もいるかと思いますが、毎日同じツボを2~3回に分けて刺激した方がより効果を感じられやすいと言われています。

ツボ押しと同時に生活習慣や毎日の食事内容も見直し改善すると、よりツボ押しの効果を得られやすい事もわかっているため、ツボを押すだけでなく一緒に自分でできる事から始めてみてはいかがでしょうか。

ですが、ツボは全ての病気やそれに伴う諸症状を治せる訳ではありません。ツボを押す事で治る場合と治らない場合をしっかり理解しておく事が大切です。

ツボ押しが有効とされている症状と言えば、頭痛をはじめとした肩こりや便秘・下痢・腰痛や眩暈(めまい)などがありますが、どれも比較的軽めの症状には有効です。ツボを押しても一向に症状が改善しない場合は、我慢をせずに病院を受診するようにしましょう。

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